【不動産屋あるある、実は深刻な問題です】
「昨日内見された物件、今日別の方から申込みが入りました」
「検討中の間に、他の方が先に契約されてしまいました…」
不動産業界で働いていると、このような場面に何度も遭遇します。お客様が気に入った物件、じっくり考えて決断しようとしていた矢先に、タッチの差で他の方に取られてしまう。本当に心苦しい瞬間です。
実はこうした「タッチの差で逃す」ケースは、繁忙期(1月〜3月)になると急増します。賃貸でも売買でも、人気物件には複数の検討者が集中し、決断のスピードが契約の成否を分けるのです。
今日は、そんな”タッチの差”で後悔しないために、繁忙期を迎える前に準備しておくべきことをお伝えします。

1. なぜ人気物件は取り合いになるのか?【3つの理由】
(1)誰もが気に入る”王道条件”が揃っている
人気が集中する物件には、共通する特徴があります。
賃貸の場合:
- バストイレ別で使いやすい
- 駅徒歩10分以内の好立地
- 築浅で設備が充実している
- 適正な賃料設定
売買の場合:
- 広い土地・建物でゆとりがある
- 整形地で使い勝手が良い
- 南道路で日当たり良好
- 人気の間取りで生活しやすい
こうした「王道条件」が揃っている物件は、あなただけでなく他の多くの方も魅力を感じるため、自然と競争が激しくなります。
(2)エリアの魅力で需要が集中
物件そのものの条件だけでなく、立地や周辺環境も人気を左右する大きな要因です。
- 人気学区内の物件
- 保育園・小学校が近くて子育てしやすい
- 駅やスーパーへのアクセスが良好
- 治安が良く住環境が整っている
特に人気エリアで新着物件が出ると、問い合わせが一気に集中します。「このエリアで探していた!」という方が多いからです。
(3)価格改定で一気に”射程圏内”に
元々気になっていたけれど予算オーバーだった物件が値下げされると、一気に注目度が跳ね上がります。
「やっと手が届く価格になった!」と感じるのは、あなただけではありません。相場より安い物件は、即日申込みも珍しくないのです。
つまり、あなたが「良い」と思う物件は、他の誰かも「良い」と思っている可能性が高いのです。
2. いち早く情報をキャッチする4つの準備
人気物件を逃さないためには、情報収集のスピードが重要です。以下の準備をしておきましょう。
準備① 信頼できる不動産会社に探索を依頼しておく
ポータルサイトに掲載される前に、不動産会社が先に情報を持っていることがあります。「こんな物件が出たら教えてください」と具体的に希望条件を伝えておくことで、優先的に情報を得られる可能性が高まります。
準備② メール・LINEで自動通知を設定
不動産ポータルサイトの新着通知機能や、不動産会社からのLINE・メール配信を活用しましょう。リアルタイムで情報が届く体制を作っておけば、物件公開と同時に動けます。
準備③ 相場観を養っておく
希望エリアの賃料・価格相場を事前にリサーチしておくことで、「これは相場より安い!」と即座に判断できる力がつきます。日頃から物件情報をチェックして、相場感覚を磨いておきましょう。
準備④ 新着物件は即行動
気になる物件が出たら、内見予約や問い合わせは最速で行いましょう。「明日にしよう」「週末にまとめて見よう」という判断が、命取りになることもあります。
3. 決断力が勝負を分ける【契約までのスピード感】
情報をいち早くキャッチしても、決断できなければ意味がありません。契約までのスピード感を持つために、事前準備が不可欠です。
<賃貸の場合>
賃貸物件は、申込みから契約まで約1週間というスピード感で進みます。
事前に準備すべきこと:
- 契約金(敷金・礼金・初月賃料等)の目処をつけておく
- 必要書類(住民票、収入証明等)を確認しておく
- 連帯保証人や保証会社の段取りを把握しておく
これらを事前に準備しておけば、「この物件にします!」と決めた瞬間にスムーズに申込み手続きへ進めます。
<売買の場合>
売買物件では、住宅ローンを利用する場合、事前審査が大きな鍵となります。
事前に準備すべきこと:
- 金融機関で事前審査を通しておく(承認済みだと交渉が有利に進む)
- 諸費用(登記費用、仲介手数料等)の試算をしておく
- 予算の上限を明確にしておく
事前審査が通っていれば、売主側も「この人なら確実に契約できる」と安心します。複数の買い希望者がいる場合、準備が整っている人が優先されるのです。
良い物件に出会ったとき、すぐ動けるかどうかで結果が変わります。
4. “決断できなかった”お客様の後悔エピソード
実際に、決断のタイミングを逃してしまったお客様の声をご紹介します。
ケース①
「もう1日だけ考えさせてください…」とおっしゃった翌日、別のお客様から申込みが入ってしまいました。「やっぱりあの物件が良かった」と後悔されていましたが、すでに時遅し。本当に心苦しかったです。
ケース②
「週末に家族と相談してから決めます」と言われ、週明けに連絡をいただいたのですが、週末の間に他の方が契約されていました。ご家族での相談は大切ですが、人気物件は週末を待ってくれません。
ケース③
「もう少し他の物件も見てから決めたい」と複数物件を比較検討されている間に、ベストだった物件が契約済みに。結局、妥協した物件を選ぶことになり、「あの時決めておけば…」と何度も振り返っておられました。
どのケースも、決して無理な話ではありません。慎重に考えたい気持ちは当然です。しかし、繁忙期の不動産市場では、その慎重さが命取りになることもあるのです。
5. 濱口からのアドバイス【繁忙期を乗り切るために】
✅ 今から準備を始めましょう
1月〜3月は物件の動きが非常に早くなります。繁忙期に入ってから準備するのではなく、今から準備を始めることで、スムーズに動けるようになります。
✅ 「完璧な物件」を待ちすぎない
100点満点の物件を探し続けると、結局どれも逃してしまいます。80点の物件を確実に取る方が、結果的に満足度が高いこともあります。100点の物件は、誰もが狙っているからです。
✅ 迷ったら相談してください
「この物件で本当に良いのか?」「予算は大丈夫か?」迷ったときは、ぜひご相談ください。Room’s Bar八王子では、お客様の決断をサポートし、資金計画やスケジュール調整もしっかりお手伝いします。
まとめ
「タッチの差で逃す」のは、本当に悔しいものです。
でも、事前準備と決断力があれば、繁忙期でも希望の物件をしっかり押さえられます。
今年の1月〜3月、後悔しない不動産探しをしたい方は、ぜひRoom’s Bar八王子・濱口までご相談ください!
あなたの「理想の住まい探し」を全力でサポートします。





