🌍言葉の壁を越えて:アフリカ出身のお客様との賃貸接客エピソード
突然のご来店と、少しの不安
先日、私たちの店舗にアフリカ出身と思われる外国人のお客様が来店されました。第一印象はとても穏やかで、礼儀正しく落ち着いた雰囲気の方。日本語は少しだけ理解できるとのことで、最初は「どうやって物件の説明を進めようか…」と内心不安もありました。
ですが、お話をしていく中で、英語がある程度通じることがわかり、そこからはGoogle翻訳を使いながら、英語と日本語を交えた接客に切り替えていきました。
Google翻訳がつないだコミュニケーション
やりとりはスマートフォンのGoogle翻訳アプリを使い、お互いに画面を見せながら、ゆっくり丁寧に進めました。
特に印象に残っているのは、お客様の冷静な姿勢と穏やかな笑顔。声のトーンも落ち着いていて、こちらの言葉にしっかり耳を傾け、何度も「うん、わかった」とうなずきながらやりとりしてくださいました。
言葉の壁は確かにありましたが、「伝えよう」「理解しよう」というお互いの気持ちが強く伝わり合ったことで、自然と信頼関係が生まれていったように感じます。
気に入っていただけた物件とお申し込み
いくつかの物件をご紹介しながら、ご希望条件を一つずつ確認していきました。希望のエリアや家賃、設備などの説明も、写真や図を活用しながら視覚的に伝えるよう工夫しました。
最終的に、条件にぴったり合う物件が見つかり、「ここがいい」とその場でお申し込みへ。少し時間はかかりましたが、納得されたうえで申し込んでいただけたことに大きなやりがいを感じました。
外国籍のお客様を取り巻く環境の変化
昔は、外国籍というだけで貸主様の理解を得にくく、紹介できる物件が限られていたのが正直なところです。
しかし、最近では保証会社の利用が一般的になり、連帯保証人不要の物件も増えてきたことで、貸主様側の理解も徐々に進んできました。これにより、外国籍のお客様にも物件を紹介しやすくなっているのは間違いありません。
とはいえ、まだまだすべての物件がOKというわけではないのも事実です。ご希望に添えないこともあり、私たちもそのたびに心苦しさを感じています。
今後に向けて思うこと
今回の接客では、英語が通じたことで対応がスムーズに進んだ部分がありました。もし、英語も通じず母国語のみの対応だったとしたら、さらに難易度は高かったと思います。
だからこそ、今後は多言語の資料準備や、翻訳ツールの使い方の見直しなど、事前の備えも必要だと感じています。そして何より大切なのは、言葉が通じにくくても、「安心してもらう接客姿勢」や「相手に寄り添う気持ち」を常に持ち続けることだと思います。
最後に
今回の接客を通して、「言葉が違っても心は通じる」ということを実感しました。
これからも、国籍を問わず、どんなお客様にも「ここなら安心して任せられる」と思っていただける接客を目指していきたいと思います。
小さな体験でしたが、自分にとっても大きな学びとなった一日でした。