おはようございます、Room’s Bar八王子売買担当の濱口です。
私は賃貸仲介もやってますが、最近、賃貸募集の現場で改めて感じるのが、「外国人入居不可」の物件がまだまだ多いということです。
その一方で、外国人の方からの賃貸ニーズは着実に増えてきています。
特に八王子は、都区内に比べて家賃相場が安く、間取りにも余裕がある物件が多いため、外国人の方々からの問い合わせも多く、「住みたい」という声がとても多いエリアです。
それにもかかわらず、「外国人不可」としている物件がまだ多いのは、もったいないと感じます。
なぜ「外国人不可」にしている大家さんが多いのか?
実際にオーナー様から話を聞いてみると、こんな声がよくあります。
- 言葉が通じるか不安
- ゴミ出しや生活マナーなどのルールを理解してもらえるか心配
- 契約や退去時のやり取りでトラブルにならないか不安
- 過去に外国人入居者との間でトラブルがあった
こうした懸念は確かに理解できますし、大家さんが慎重になるのも当然です。
でも、最近はこの「不安」が少しずつ軽減できる環境が整ってきています。
ゴミ出しルールは9言語対応!八王子市の取り組み
ごみ出しルールの違反や、地域のマナーとのギャップを心配される方も多いですが、八王子市ではこの問題に対してしっかりと対策が取られています。
ごみ分別ルールは、日本語だけでなく9か国語に対応した「ごみカレンダー」や、「多言語ごみ出しアプリ」が整備されており、外国人入居者の方が自分でルールを理解し、守れるような環境が用意されています。
私たち不動産会社や大家さんが一から説明しなくても、市がしっかりと情報提供を行ってくれているのは大きな安心材料です。
外国人も「人による」時代です
「外国人はトラブルが多いのでは?」と感じる方もいますが、これは国籍ではなく個人の問題です。
日本人でもルールを守らない方がいるように、外国人でも非常に真面目で丁寧な方はたくさんいます。
逆に、「外国人だから」という理由だけで断られてしまい、困っている方も少なくありません。
私たちが接していても、礼儀正しく、長く住みたいという希望を持っている方が多く、「受け入れてくれる物件がもっとあれば…」という声を本当によく聞きます。
保証会社を使えば、家賃の未払いリスクもカバー可能
「万が一、家賃の支払いが滞ったらどうしよう」と不安に思われる方もいるかもしれません。
しかし現在では、外国籍の方も利用できる保証会社の選択肢が増えており、賃料部分の保証は一定レベルでカバー可能です。
日本人の入居と同様に、保証会社を通すことで未払いリスクは大幅に軽減できます。
また、連帯保証人の代わりとしても機能するため、契約のハードルも下がります。
空室対策の観点からも「相談可」にしてみませんか?
空室が長引いている物件や、駅から少し離れた立地の物件でも、外国人入居者を視野に入れることで反響が広がる可能性があります。
もちろん、すぐに「積極的に受け入れてください」とまでは言いません。
ただ、「不可」ではなく、「相談可」にするだけでも、反響が変わるケースは実際に増えています。
「賃料保証+市の多言語サポート」という安心材料がある今、まずは少し意識を変えてみるところから始めてみませんか?
まとめ
- 八王子は家賃が手頃で、外国人ニーズが高い
- 市のサポート(9言語対応ごみカレンダーなど)で生活ルールのハードルが下がっている
- 保証会社を利用すれば、家賃の支払いリスクもカバーできる
- 「外国人不可」ではなく「相談可」にすることで空室対策につながる
当社では、外国人の方からのお部屋探しの相談も日々増えています。
今後、外国人受け入れを前向きに検討したいという大家さんが少しでも増えてくれればと願っています。
空室対策や募集条件の見直しをお考えの大家さんは、ぜひ一度お気軽にご相談ください。