物件のご紹介やご案内でお客様から質問をよくされますが、古い物件であるあるなのが
『バランス釜ってなんですか?』
賃貸で若いお客様から『古くてもいいんで、バストイレ別で部屋が広くて、なるべく安い部屋を。。。』という要望があると、この『バランス釜』に当たることがよくありますね。
売買でも団地の分譲マンションなどで築が古い物件の時にたまに見ます。
写真で見ると。。。
物件の図面では。。。
ガスを燃焼する時に室外から空気を取り込み、バランス良く同じ量の空気を排出するので『バランス』釜と呼ばれています。
私が20歳まで住んでいた実家の団地はこのバランス釜で身近なものだったのですが、今の方は給湯式でユニットバスが当たり前なので。。。
『どうやって使うんですか?』
『なんか古臭い。。。』
『爆発しそうで怖い(-_-;)』
たいてい却下される不人気設備になってしまいました。。。
でもね、こんなバランス釜にも良いところがあって
・追い焚きができる
・ガスさえ無事なら停電時でも使える
・シャワーだけでも使える(水圧弱いけど)
こんな利点があります。デメリットとしては。。。
・バランス釜があるので浴槽が狭くなる
・外とバランス釜がつながってるのでお湯が冷めやすい
・浴室内に隙間ができるので、掃除がしにくい
こんなとこですかね。
バランス釜がある物件は総じて古い物件なので、部屋が広くて安い物件が多い印象です。
売買物件だったら、価格が安ければ浴室リフォームしてユニットバスに入れ替えてもいいでしょうし、賃貸だったら家賃が安くて追い焚きできると前向きに捉えれば魅力的じゃない?(苦しいか?)
沸かし直しができるので、水代を節約なんかもできちゃうバランス釜、価格や賃料重視の方はちょっとお考えになられてみてもよろしいかと(^^)