【不動産図面の読み方】CATV・BS・CSってなに?テレビ設備の基本を街の不動産屋がわかりやすく解説!
物件図面に出てくる「CATV・BS・CS対応」って、いったい何のことかわかりますか?
テレビを見る設備…というのは何となくわかっても、
- 結局どんなチャンネルが見られるの?
- お金がかかるの?無料なの?
- 自分で準備しないといけないの?
という疑問を持つ方は多いです。
今回は、そんなCATV・BS・CSの違いと注意点を、現役不動産屋目線でわかりやすく解説します!
賃貸でも売買でも、特にマンションやアパートなど集合住宅に住む予定の方は要チェックです!
📺 そもそもCATV・BS・CSってなに?
▶ CATV(ケーブルテレビ)
CATVは「Community Antenna Television」の略で、地元のケーブルテレビ局と契約して利用するテレビサービスです。
特徴:
- 地上波はもちろん、独自の専門チャンネルや地域情報番組が視聴可能
- インターネットや固定電話とセット提供されることも多い
- 一部は無料で見られるが、多くは別途契約が必要
🛠 不動産屋からのポイント:
物件によってはCATVの基本料金が共益費や管理費に含まれている場合もあります。
「CATV対応=無料で見放題」ではないので、利用前に確認しましょう!
▶ BS(衛星放送)
BSは「Broadcasting Satellite」の略で、宇宙の衛星を使って送信されるテレビ放送です。
NHK BS、BS朝日、BSフジなど、地上波では見られない番組が多数!
特徴:
- 基本的に無料チャンネルが中心(※NHK BSは受信料あり)
- アンテナ(パラボラ)が必要
- テレビ側もBSチューナー内蔵である必要がある(最近のテレビはほぼ対応)
🛠 不動産屋からのポイント:
「BS対応」と書かれている物件でも、共用部にアンテナがあるか、部屋まで配線されているかを確認!
必要なアンテナやチューナーが備わっていなければ、別途対応が必要です。
▶ CS(通信衛星放送)
CSは「Communication Satellite」の略。
スポーツ・映画・アニメ・海外ドラマなど、有料の専門チャンネルが豊富なサービスです。
代表的なのが「スカパー!」ですね。
特徴:
- 基本的に有料(月額制)
- CS110度アンテナが必要(BSと共用のケースあり)
- チューナーや視聴契約も必要になる
🛠 不動産屋からのポイント:
CSはアンテナが設置されていても、チャンネルによっては個別契約が必要です。
物件によってはアンテナ自体が設置されていないケースもあるので、希望がある方は内見時にしっかり確認しましょう!
🏢 集合住宅ならアンテナ設置済みのケースも多い!
特にマンションやアパートなどの集合住宅では、建物全体で共用のBS・CSアンテナが設置されている物件が増えています。
この場合、テレビやレコーダーが対応していれば、自分でアンテナを設置しなくてもBS・CSが視聴できる可能性があります!
ただし、注意点としては:
- BS・CS「対応」=アンテナがあるとは限らない
- CSは一部チャンネルだけが見られる物件もある
- 配線が途中までで、室内に引き込まれていないこともある
📌 ポイント:
図面に「BS・CS対応」と書いてあっても、実際にどのチャンネルが見られるかは物件ごとに違います。
「視聴可能か」「アンテナは共用か」「個別契約が必要か」などは、契約前に確認することをおすすめします。
❓ よくある質問(FAQ)
Q:地上波だけ見られれば十分だけど、CATV・BS・CSって無視していい?
A:はい、地上波だけでOKなら必須ではありません。ただし、共用設備として付いている場合は追加費用がかかることもあるので、管理費などの内訳をチェックしておきましょう。
Q:CATV対応って書いてある物件は、無料で見られるの?
A:一部のチャンネルは無料ですが、ほとんどは別途契約が必要です。管理費に含まれている場合もあるので、不動産会社に確認しましょう。
Q:CSアンテナがないと、スカパー!は見られない?
A:基本的に見られません。集合住宅ではアンテナの個別設置に制限がある場合もあるので、希望する場合は事前に管理会社に相談が必要です。
✅ まとめ
- CATV・BS・CSはそれぞれ視聴方法や必要な機器、費用が異なる
- 「対応」と記載されていても、実際に使えるかどうかは物件次第
- 特に集合住宅は共用アンテナがあるかどうかの確認が重要
- 気になる方は、内見時や申込前に不動産屋にしっかり確認しましょう!
📣 不動産屋からひとこと
お部屋探しの際、「テレビ何見てますか?」という質問も大事なヒアリング項目です!
映画やスポーツが好きな方、地域情報を重視したい方など、ライフスタイルに合った設備かどうかを一緒にチェックしましょう!