エレベーターなし団地の最上階で育った私が語る“暮らしのリアル

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エレベーターなし・昭和築5階建て団地の最上階に住んで見えた“リアルな魅力と注意点”

おはようございます、Room’s Barの濱口です。

昭和〜平成初期に建てられた「団地タイプ」の5階建てマンション。エレベーターがない物件も少なくありませんが、今でも実際に売買・賃貸が行われています。

私は、物心ついた頃から社会人になって一人暮らしを始めるまで、エレベーターなし5階の最上階に住んでいました。今回はそのリアルな体験をもとに、不動産業者の視点も交えつつ、エレベーターのない5階建て物件のメリット・デメリットを紹介します。

 

実体験からわかる5階・階段のみの暮らし

■ 苦労したこと

  • 重い荷物(米や水など)の運搬が大変
  • 雨の日や夏場のゴミ出しが面倒
  • 体調が悪い日や疲れている日は階段がつらい
  • 同じ階のご年配の方が上り下りしづらくなっていた

■ 良かったこと

  • 最上階なので騒音が少なく、静かに暮らせる
  • 眺望が良く、陣馬山系の稜線が見えた(八王子市の団地だったから)
  • 日当たり・風通しが良好
  • 毎日の階段移動が意外と運動になっていた

 

不動産屋目線で見る「階段物件のメリット」

  • 価格が割安:同エリアのエレベーター付き物件と比べ、1〜3割ほど安く手に入ることも。
  • 団地タイプは敷地が広く開放的:建物間の距離が広く、日照・通風・眺望に恵まれていることが多い。
  • 上階からの騒音がない:最上階なら足音や生活音の心配も少なく快適。
  • 日当たり・眺望が良好:特に南向きで高台の立地では、都心では得難い見晴らしも。

デメリットと注意点

  • 階段移動が負担:毎日の上り下りが体力的に大変。体調や年齢によっては大きなデメリットに。
  • 高齢者には不向き:親世代が住む場合や、将来的な「終の住処」としては不安材料になる。
  • 搬入・引っ越しが大変:家具や家電など大きな荷物は運ぶのが一苦労。
  • 構造的に梁が大きい物件も:築古物件では天井の圧迫感がある場合もあり、実際に内覧して確認すべきポイント。

最近は宅配・置き配で負担軽減も

Amazonやネットスーパーなどの「置き配」サービスを使えば、重い荷物も階段で運ぶ手間が減ってきています。再配達の負担が減る分、生活のしやすさはかなり改善されています。ただし、宅配業者さんにとっては5階階段物件はつらい…という現実もあります。

 

駅チカ物件なら「選択肢として十分アリ」

例えば、京王線・めじろ台駅徒歩3分の「京王めじろ台マンションE棟」は、エレベーター無しながらも、立地・利便性・最上階の眺望と日当たりを備え、価格も抑えめ。こうした物件は「予算重視」「駅近が絶対条件」「一人暮らしや夫婦2人暮らし」という方には十分おすすめできます。

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売却・投資時の考えどころ

  • 売却時のターゲットが限定される:高齢者やファミリー層には敬遠される可能性がある。
  • 眺望や内装で差別化が必要:採光・通風・リフォームなどで価値を高めると売却しやすく。
  • 単身者向けの投資にも可能性:利便性と価格で学生や若い社会人向け賃貸需要は期待できる。

 

まとめ:使い方次第で「選択肢」になる物件

エレベーターがないからといって、すべてがデメリットというわけではありません。眺望や静けさ、開放感、そして価格のバランスを考えれば、特定のニーズにはぴったりはまる物件もあります。

「自分にとって何が大事か」を考えた上で、こうした階段物件も候補の一つとして検討してみる価値は十分にあると思います。