内見時にネット速度は測れません!物件選びで後悔しないためのネット環境確認術
「内見の時にネット速度を測りたいんですけど…」
最近、このようなお問い合わせをいただくことが増えてきました。リモートワークやオンラインゲーム、動画配信など、今やインターネット環境は家賃と同じくらい重要な検討条件になっていますよね。
スマホアプリで簡単に速度測定ができる時代。内見の時にサッと測れば良いと思われるかもしれませんが、実は空室の内見時には物件のネット速度を測定することができないんです。
なぜ内見時に物件のネット速度が測れないの?
「スマホにはSpeedtestとかFast.comとか、速度測定アプリがたくさんあるのに、なぜ測れないの?」と疑問に思われるかもしれません。

答えは簡単です。空室では固定回線の契約がないからです。
スマホの速度測定アプリ自体は使えます。しかし、それで測定できるのはあなたのスマホの携帯回線(4G/5G)の速度です。お客様が本当に知りたい「この物件の固定回線(光回線など)の速度」は、誰も契約していないため測定できないのです。
インターネット回線は、契約者がいて初めて開通するものです。前の入居者が退去すれば、当然ながらその方の契約も終了し、建物の固定回線も停止されます。壁にLAN端子があっても、回線契約がなければただの飾りです。
多くのお客様が「測れない」ことを知らずに内見に来られて、その場で困惑されることがあります。だからこそ、事前の確認が重要なんです。
こんな方は特にネット環境の確認が必須です!
すべての方にとってネット環境は大切ですが、特に以下のような方は入居前の確認が欠かせません。
📱 リモートワーク・在宅勤務の方
Web会議が途中で途切れたり、画面共有が遅延したりすると、仕事に大きな支障をきたします。安定した高速回線は必須条件です。

🎮 オンラインゲーム愛好家の方
対戦ゲームでは、速度だけでなく「Ping値(応答速度)」も重要。ラグがあるとゲームになりません。大容量のデータ通信が必要なゲームも増えています。
🎥 動画配信・クリエイターの方
YouTubeやライブ配信をされる方は、大容量の動画をアップロードする必要があります。アップロード速度が遅いと、作業効率が大幅に下がります。
👨👩👧👦 家族で複数デバイスを使用する方
スマホ、タブレット、PC、ゲーム機…。同時に複数のデバイスを接続すると、回線が遅い場合は速度が大幅に低下します。
🔄 現在のプロバイダを移設したい方
今お使いのインターネット契約をそのまま新居に移したい場合、その物件で利用可能かどうかの確認が絶対に必要です。建物によっては特定のプロバイダが使えないケースもあります。また、設置工事が可能かどうかも事前確認が重要です。
当社でサポートできること
「じゃあ、ネット環境はどうやって確認すればいいの?」
ご安心ください。内見前にネット環境の確認が必要だとお伝えいただければ、こちらで事前に調査してお待ちしております。
事前に調べておける情報
- 建物の回線設備(光配線方式/VDSL方式/LAN配線方式)
- 最大通信速度(1Gbps/100Mbpsなど)
- 利用可能なプロバイダ(NTT/KDDI/ケーブルテレビなど)
- インターネット無料物件かどうか
- 既存入居者からの速度に関するフィードバック(管理会社経由で確認)
- ご希望のプロバイダが利用可能か
- 設置工事の可否や工事内容
これらの情報は、管理会社や各プロバイダに確認する必要があるため、少しお時間をいただきますが、事前にお伝えいただければスムーズに調査できます。
プロバイダ移設をご希望の方へ
現在ご利用中のプロバイダをそのまま新居でも使いたい場合:
- 現在ご利用中のプロバイダ名を教えていただければ、その物件で移設可能か事前に確認します
- 工事が必要な場合のスケジュール感もお伝えできます
- 開通までの期間や工事費用についても事前に把握できます
契約してから「使えない」と分かっても遅いので、ぜひ事前にご相談ください。
内見時にお客様自身でもチェックできるポイント
内見の際には、以下のポイントもご自身の目で確認してみてください。
✅ 各部屋にLAN端子があるか
リビングだけでなく、寝室や書斎として使いたい部屋にもLAN端子があると便利です。
✅ 光コンセント(光回線用の端子)の有無
壁に白い四角い端子があれば、光配線方式の可能性が高く、高速通信が期待できます。
✅ 募集図面の設備欄を確認
「光ファイバー対応」「インターネット無料」などの記載をチェックしましょう。
✅ 分からないことはその場で質問
専門用語が分からなくても大丈夫。遠慮なくご質問ください。丁寧にご説明します。
よくあるご質問
Q. インターネット無料物件は速度が遅いって本当ですか?
A. 一概には言えません。ただし、建物全体で回線を共有するタイプの場合、夜間など利用者が多い時間帯に速度が低下することがあります。建物の設備や契約内容によって異なるため、事前に確認することをお勧めします。
Q. 光回線とVDSLの違いは何ですか?
A. 光配線方式は各部屋まで光ファイバーケーブルが届いており、最大1Gbpsの高速通信が可能です。一方、VDSL方式は建物の共用部分までは光ファイバーですが、そこから各部屋までは電話回線を使うため、最大100Mbps程度になります。用途に応じて選びましょう。
Q. 入居後に速度が遅かったらどうすればいいですか?
A. プロバイダを変更することで改善する場合があります。また、物件によっては個別に光回線を引くことが可能なケースもあります。まずは管理会社にご相談ください。
まとめ
ネット環境は、入居後の生活満足度を大きく左右する重要な要素です。「入居してから遅くて困った…」という後悔をしないためにも、物件探しの段階からしっかり確認しておくことが大切です。
物件のネット環境について知りたいことがあれば、内見前に遠慮なくお伝えください。事前に調査してお待ちしております。
物件探しの条件に「ネット環境」を追加することを、強くお勧めします。あなたのライフスタイルに合った、快適なネット環境が整った物件を一緒に探しましょう!





