🌿 「八王子は花粉が多い」のイメージ、どこから来ている?
八王子市の西側には高尾山をはじめとした山々が広がり、緑が豊かなエリアです。 スギやヒノキの林が身近にある環境ということで、「花粉が多そう」と感じるのは自然な発想だと思います。

しかし「緑が多い=花粉飛散量が多い」という図式は、実はそう単純ではないかもしれません。 今回は東京都が公表しているデータを参考に、少し丁寧に見ていきたいと思います。
📊 東京都内・地域別の花粉飛散量データを見てみると…
東京都健康安全研究センターは毎年、都内の複数地点でスギ・ヒノキ花粉の飛散数を実測・公表しています。 下の表は、2025年春シーズンの測定データです。
| 測定地点 | エリア | 飛散数(個/cm²) | 飛散量イメージ |
|---|---|---|---|
| 🏔 青梅 | 多摩部(山間部寄り) | 7,790 | |
| 🏙 立川 | 多摩部 | 5,913 | |
| 🏙 杉並 | 区部(都心) | 5,406 | |
| 🏙 区部平均 | 都心エリア全体 | 5,022 | |
| 📍 都全体平均 | 東京都全体 | 4,810 | |
| 🌿 八王子 | 多摩部 | 5,019 | |
| 🌿 多摩部平均 | 多摩エリア全体 | 4,659 | |
| 🏙 府中 | 多摩部 | 3,465 | |
| 🏙 小平 | 多摩部 | 2,312 |
※ 出典:東京都健康安全研究センター「2025年春 スギ・ヒノキ花粉飛散状況のまとめ」
※ 飛散数は年によって大きく変動します。このデータは2025年春シーズンの1年分の実測値であり、すべての年の傾向を示すものではありません。
※ 測定地点以外のエリアの値は含まれていません。参考データとしてご覧ください。
データから見えてくること(あくまで2025年の傾向として)
- 八王子の数値は都全体平均(4,810個)とほぼ同水準という結果でした
- 2025年に関しては、区部(都心)の平均が多摩部平均をやや上回りました(区部5,022 vs 多摩部4,659)
- 山間部により近い青梅は7,790個と突出して高い傾向が見られます
- 同じ多摩部内でも立川・府中・小平でかなりの差があります
「八王子=多い」というイメージがある一方、2025年のデータでは都平均並みの水準にあるようです。 もちろん年によって飛散量は大きく変わりますし、測定地点の立地条件にもよるため、 「少ない」とも「多い」とも断言できるものではありません。 ただ、「特別に突出して多い地域」と一概に言い切れるわけではないという視点は、 あっておよいかもしれません。
🏙 「森がない都心でも花粉が多い」のはなぜ?
表を見て「え、都心の方が多いの?」と感じた方もいるかもしれません。 実はこれには理由があると考えられています。
① 花粉の「再飛散」現象
都心はアスファルト舗装が多いため、一度地面に落ちた花粉が土に吸収されにくく、 風が吹くたびに何度も舞い上がる「再飛散」が起きやすい傾向があるとされています。 森の中では土や葉が花粉を吸着してくれますが、都市部ではそうしたクッションが少ないのです。
② ヒートアイランド現象
都市部は地面や建物が熱を蓄えやすく、上昇気流が発生しやすい環境です。 その結果、花粉が大気中に滞留しやすくなる可能性があると言われています。
🤔 年をとると花粉症が楽になる? 私が今年楽な気がする理由を調べてみた
実は今年、個人的に「あれ、今年は楽かも?」と感じている私(50代)。 「50代になって鈍感になってきたのかな…笑」と思っていたのですが、 これには医学的な裏付けがあるかもしれないということを知りました。
「年齢を重ねるにつれて楽になってきたと感じる」と回答した割合:
また、症状が「軽症」と答えた割合の比較:
※ 出典:ロート製薬株式会社 花粉症に関する世代別実感調査(調査レポート)
なぜ年齢を重ねると楽になるケースがあるのか
専門医の見解として、以下のような要因が考えられているようです。
- 免疫系の変化:加齢によって、花粉を「異物」と認識・排除しようとする免疫反応が変化し、 アレルギー感作が起きにくくなる可能性があると考えられています
- 環境・食生活の変化:長年の生活変化が体の反応に影響するケースもあるとされています
ただし、これは個人差があるものです。 60代以降に突然花粉症を発症するケースも報告されていますし、 更年期以降に症状が悪化するという方もいるようです。 症状の変化を感じたら、ぜひかかりつけ医に相談してみてください。
🏠 花粉症でも快適に暮らすための「住まいの工夫」
花粉の多い少ないは住むエリアの自然条件に左右される部分もありますが、 物件の仕様や暮らし方の工夫でかなりカバーできるというのが、 不動産屋としての正直な実感です。
物件選びの際に意識しておくと良いポイントをご紹介します。
「花粉が気になるから八王子はちょっと…」と感じている方にも、 まずは物件の設備や仕様を一緒に見ながら考えていただければと思っています。 お気軽にご相談ください。
📝 まとめ:データで整理すると見えてくること
今回調べてみてあらためて感じたのは、「イメージ」と「データ」の間には意外なギャップがあるということです。
- 2025年の東京都のデータでは、八王子の飛散数は都全体平均と近い水準にある傾向が見られました
- 都心(区部)も多摩部と遜色ない水準で花粉が飛散している年もあります
- 飛散量は年ごとに大きく変動するため、1年のデータだけで判断するのは難しい面があります
- 加齢によって花粉症の症状が軽くなったと感じる方が一定数いるというデータがあります
- エリアの花粉量だけでなく、物件の設備・仕様で暮らしやすさはかなり変わります
「八王子は花粉が多いから住まない」と決めてしまう前に、 ぜひ一度データをフラットに見ていただけると嬉しいです。 もちろん、花粉に敏感な方にとっての不安は本物ですし、その気持ちをないがしろにするつもりはまったくありません。
自然豊かな環境、都心へのアクセスの良さ、そして比較的手の届きやすい不動産価格。 八王子にはそうした魅力がたくさんあります。 「花粉が心配だけど八王子で探したい」という方の不安を一緒に整理することも、 私たち街の不動産屋の仕事だと思っています。 お気軽に声をかけてください。
🏡 八王子での物件探し、お気軽にご相談ください
花粉対策ができる物件の設備チェックポイントや、
エリアごとの住環境についても丁寧にご説明します。
Room’s Bar 仲介営業 濱口明大
※ 花粉の飛散量は年ごと・地点ごとに大きく異なります。本記事は特定のエリアの安全性・優劣を保証するものではありません。
※ 花粉症の症状や治療については、必ず医療機関にご相談ください。
※ 記事内のデータは執筆時点のものです。最新情報は東京都保健医療局等の公式情報をご確認ください。





