雨樋が壊れても修理しない!? 入居者を無視するオーナーと管理会社の問題点

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更新日:2025/09/09

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雨樋が割れても直さない!? 入居者無視の対応に思う、オーナーと管理会社のあるべき姿

つい先日、友人から聞いた話に耳を疑いました。

住んでいる物件で雨樋(あまどい)が割れてしまい、そこから雨水が勢いよく落ちてうるさいとのこと。普通に考えれば「それはすぐ直してもらえる話でしょ?」と思いますよね。

ところが、管理会社に連絡すると驚きの返答が返ってきました。

「オーナーが『お金をかけたくない』と言ってるので、そちらで直してもらえませんか?」

……本気ですか?

 

雨樋は「設備」です。借主が直すものではありません

まず、雨樋は建物の付属設備です。エアコンや給湯器などと同じように、オーナーが設置・管理するものです。

今回のように、借主の故意や過失が一切ない場合、修繕は当然ながら貸主負担となるのが基本。法律や賃貸借契約の一般常識レベルの話です。

「お金をかけたくない」からという理由で修理を拒否するのは、本来あってはならない対応です。

そのまま借主に伝える管理会社も問題

さらに問題なのは、その貸主の姿勢をそのまま借主に伝えてしまう管理会社の対応です。

本来、管理会社は中立の立場。入居者の声を聞いて、オーナーに改善提案をするのが役割のはずです。

「オーナーがそう言ってるので」と、まるで借主のことは関係ないかのような対応は、あまりにも入居者軽視です。

こうした対応を続ければ、いずれ物件の評判は下がり、空室リスクやトラブルにもつながりかねません。

 

良いオーナーは「快適な住環境」を投資と考えている

一方で、入居者満足に真剣に向き合っているオーナーもいます。

  • 退去のたびにガスコンロを新品に交換
  • 共用部分に宅配ボックスを新規設置
  • エアコン・照明などの設備も定期的に更新

こういった対応をしているオーナーの物件は、入居者の満足度が高く、結果的に長く住んでもらえる傾向があります。

どちらの物件に住みたいか? 答えは明白です

快適な住環境は、入居者にとって何より大切な要素。
対応が悪いオーナー・管理会社の物件では、たとえ家賃が安くても、生活のストレスや不信感が大きくなりがちです。

入居前に「管理会社の対応」「オーナーの姿勢」も選ぶ基準として考える時代になっています。

 

オーナー・管理会社の皆様へ:入居者をもっと見てほしい

修繕を渋ることで信頼を失い、結果的に空室が増え、収益にも悪影響が出る。そんな負のスパイラルを避けるには、「どうしたら入居者が快適に暮らせるか?」を考えることが何よりも大切です。

入居者が「ここに住んでよかった」と思えるような対応こそが、長期的にはオーナー自身の利益につながるのです。


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