契約と決済を1日で?同日決済の流れとポイントをやさしく解説

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更新日:2025/06/09

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おはようございます、売買担当の濱口です。

不動産売買を検討されている方の中には、「同日決済」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

これは、売買契約と残代金の支払い・物件引渡しをすべて1日で行う取引方法のことです。スピーディーで効率的なため、特に現金購入をされるお客様に選ばれるケースが増えてきました。

今回は、不動産会社の立場から、同日決済の仕組みやメリット、注意点をやさしく解説します。


同日決済とは?

通常の不動産売買では、「売買契約」と「残代金決済・引渡し」は別の日に行われます。契約後に住宅ローンの手続きや引越し準備などを挟んで、1ヶ月後位に引渡しが行われるのが一般的です。

一方「同日決済」は、契約から引渡しまでをすべて1日で完了させる取引方法です。

  • 売買契約の締結
  • 残代金の支払い
  • 所有権の移転登記
  • 物件の引渡し

これらすべてを1日でまとめて行うため、スピーディーな取引を希望される方に選ばれています。


なぜ現金購入が中心なの?

住宅ローンを利用する場合でも、事前にしっかりと準備が整っていれば同日決済は可能です。

ただし、以下のような段階をすでに済ませておく必要があります:

  • 住宅ローンの事前審査・本審査の完了
  • 金銭消費貸借契約(ローン契約)の締結済み
  • 融資実行日を「契約日=決済日」に設定している

こうした要件を満たさないと、同日決済を成立させるのは難しいのが現実です。

そのため、現金購入やつなぎ融資を利用するなど、資金準備ができているケースが多く見られます。


同日決済のメリット

◆ 買主様のメリット

  • 手続きが1日で完了し、スケジュールがシンプルになる
  • すぐに引越しやリフォームに取りかかれる
  • 契約後の価格変更や条件変更のリスクを最小限に抑えられる

◆ 売主様のメリット

  • 決済日までの固定資産税や管理費の負担が減る
  • 早く売却代金を受け取れるため、住み替え資金にしやすい
  • 契約から決済までの期間中に起こりうるトラブルやキャンセルのリスクを軽減できる

※売買契約後でも、買主側の都合によって契約解除になる可能性はゼロではありません。同日決済であれば、こうしたリスクを最小限に抑えることが可能です。

◆ 不動産会社にとってのメリット

  • 調整期間が短く、スケジュールが明確
  • 契約〜引渡しまでの流れを一気に進められるため、トラブルが起きにくい

同日決済の注意点と準備

スムーズに思える同日決済ですが、準備が不十分だと大きなトラブルになる可能性もあります。

◆ 買主様の注意点

  • 資金が当日に確実に用意できていること(現金 or 融資)
  • 住民票や本人確認書類など、必要書類を事前に準備しておくこと

◆ 売主様の注意点

  • 登記識別情報(権利証)や本人確認書類の確認
  • 抵当権がある場合は事前に抹消手続きの段取り
  • 当日の立ち会いが可能であるか確認

同日決済は、スピード重視の分だけ「準備がすべて」です。

信頼できる不動産会社のサポートのもとで進めることが大切です。


弊社でのサポート体制

弊社では、同日決済をご希望のお客様に向けて以下のようなサポートを行っています:

  • 必要書類のご案内
  • 金融機関や司法書士との事前調整
  • 当日の立ち会い・進行サポート

「現金で買いたいから1日で済ませたい」というお客様には、特におすすめの方法です。ぜひお気軽にご相談ください。


まとめ

「同日決済」は、契約から引渡しまでを1日で完了できる効率的な不動産取引の方法です。

住宅ローンを利用する場合でも、準備をしっかり整えれば実現可能です。ただし、実際には現金購入のケースが多いのが実情です。

また、売主様にとっても「契約〜引渡し」の不確実な期間を短縮できるメリットがあります。

スピード感ある安全な取引を目指すなら、同日決済も一つの選択肢です。


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